MSI Wind U100+OSX86 Tips_1:DVDを使わないインストール
DVDが焼けないor外付けDVDドライブがない状況でOSX86をMSI Wind U100にインストールする方法。
[2008.12.4改稿]
パズルのような作業になったのでメモしておく。なお作業の細かい点はリンク先のフォーラムなどを参照のこと。ドライバやユーティリティの状況、Windのハード構成も日進月歩なので。フォーラムの内容も変わることがあるが。
実行した環境
共通して必要なもの
- OSX86のisoイメージ
- 4GB以上のUSBメモリ(Wind上にisoイメージがあれば不要な場合もあり)
方法
DVDなしでインストールする方法は少なくとも二通りあり、
というのが一番簡単。さしあたって見つけたやり方(参照)では、
がおそらく必要。リンク先で紹介されているツール以外にもブータブルにする方法はあると思うが、上の方法では要Leopard環境だったので今回は見送り。
実行してうまく行ったのは次のやり方。
- WindにWindowsXP環境を構築(買ったままならそのままでよい)
- パーティション操作によってHDD上にインストーラを保存する領域を作成(4GB程度)
- このパーティションにOSX86インストーラを保存、起動可能にする
- このパーティションから起動後、残りの領域にOSX86をインストール
この場合は
が必要。
WindowsXPの再インストールから行なう場合には
も必要。
蛇足_1
Amazonのリンクなど:
レビューなどでは触れられていないが、この機種の最大の売りはOSX86に関する情報が一番豊富で、現在ほぼ問題なく(常用に足るレベルで)稼動すること。
たしかにACアダプタのケーブルはゴツいので替えると携帯に便利かも。
蛇足_2
パーティション操作で変なことをやると内蔵HDDのMBRがおかしくなることがあり(恐らく)、こうなるとインストーラがHDDをまともに認識しなくなるので非常に面倒くさい。USBメモリからWindowsリカバリコンソールやMS-DOSなどを起動して修復をする必要がある。なので無事にOSX86がインストールできたら再インストール用のUSBメモリを作成しておいた方がいいかも知れない。最初に挙げたリンク先の方法が簡単。
いろいろと調べてみるとUSBから起動するという需要はわりと高いようで、かなり多くのツールやOSについて情報がある。Linuxなどと並んでMS-DOSも現役。
さらに蛇足
上記の作業の間、作業に精を出している連中にはアジア系も少なくないように感じた。鍵となるツールのひとつはGUIがもともと中国語だったらしく、流通しているものはウィンドウの説明が全部文字化けしている。あとは何故かフォーラムではイタリア語のスレッドが活発な気がする。
世界のハッカーの情熱に呆れつつこれは文化かも知れぬと改めて思った初冬の週末であったが、そういえば最初に読んだハッカー(今でいうクラッカー相当だが)関連書籍はビル・ランドレス『ネットワーク犯罪入門』(Out of the Inner Circle: A Hacker's Guide to Computer Security, 1985)だった気がする。たしか「根暗な人間がおおい」とか書いてあったような。ランドレスはNASAや国防総省に侵入して最終的に逮捕された、“The Hacker”の二つ名をとった人物だが、これを読んだせいなのか、当時からハッカーといえば白人で、標準体重をプラスかマイナスに逸脱した若者というイメージがあった(実際にランドレスが何人かさえ知らないが)。